粉ミルク、バター、チーズの輸出が増えたことが、7月のニュージーランドの輸出額が前年同月比で12%増えた要因である。 
  ニュージーランド統計局(SNZ)が発表した統計では、7月の輸出額が3億9,400万NZドル(3億1,147万豪ドル)増えて、36億NZドル(28.5億豪ドル)となり、7月では過去最高の輸出額となった。 粉ミルク、バター、チーズの輸出額が32%(1億7,900万NZドル=1億4,151万豪ドル)増えている。 
  7月の輸入額も12%(4億200万NZドル=3億1,780万豪ドル)増えて、38億NZドル(30億豪ドル)となった。 石油と石油製品の輸入額が25%(1億3,700万NZドル=1億830万豪ドル)増え、乗用車の輸入額も、前年同月は非常に低かったが、40%(6,500万NZドル=5,139万豪ドル)増加した。 
  7月の貿易収支は1億8,600万NZドル(1億4,704万豪ドル)の赤字であるが、今年1月から7月までの累計では5億7,300万NZドル(4億5,298万豪ドル)の黒字となっている。 
  7月に増加した輸出品目は、船舶・ボート・浮体構造物部門が6,300万NZドル(4,980万豪ドル)となり、ログ・木材・木材製品部門の輸出額が24%(4,900万NZドル=3,874万豪ドル)増え、果実部門の輸出はおもにキーウィが増えて16%(2,800万NZドル=2,214万豪ドル)増加した。 食肉・食用内臓部門は、骨付き冷凍ラムが減少したものの、全体的には8.3%(3,200万NZドル=2,530万豪ドル)増えた。 
  輸入では、化学肥料が151%(4,800万NZドル=3,795万豪ドル)増え、機械が10%(4,300万NZドル=3,399万豪ドル)増え、電気機械が12%(3,400万NZドル=2,688万豪ドル)増えた。 (Source: NZPA, 30/08/10 "NZ exports, imports both up 12% in July")